どうも。ミチです。
フィリピン講師によるオンライン英会話サービス【Everyday English】を運営しています。
今回は「しかし」という意味を持つ5つの英単語について、それぞれのニュアンスの違いなどについて解説していきます。
「しかし」英語・意味の違い
「しかし」という意味には、いくつか類義語(synonym)が存在します。 その中でもTOEICでも出てくる【but, however, though, although, even though】の5つの英単語について、TOEICで使われる意味や使い方またどのような違いがあるのかを詳しく紹介していきます。
「しかし」と表現される場面
今回紹介する「しかし」という意味を持つ英単語が使われるタイミングとして、
「すでに述べられたこと」に対して、反対・対照なことを表現する際に使用されます。 それを踏まえた上で、 「but, however, though, although, even though」の5つの英単語の意味とニュアンスの違いを見ていきましょう。
but:しかし
<例文>
・Yesterday was a holiday, but I went to work.
昨日は休日でした、私は仕事に行きました。
(※yesterday:昨日、holiday:休日、go to work:仕事に行く)
butの品詞は「接続詞」になります。
butには、 文と文を繋げる役割が強いため、文中で使用されることが多いというのが特徴です。(※あくまで使用頻度です。)
however:しかしながら、とはいえ
<例文>
・He really grew up. however, I’m worried about him.
彼はとても成長しました。とはいえ、私は彼のことが心配です。
(※really:とても、grow up:成長する、worry:心配させる)
また、butよりも「しかし」という意味が弱まった表現になります。
接続詞と副詞のどちらの品詞にもなります。 そのため、文頭・文中・文末のどこに置いても使用することが可能です。
though:でも・やっぱり・だけれども
<例文>
・I love a hamberger. I hardly ever eat it, though.
私はハンバーガーが大好きです。めったいに食べないけどね。
(※hamberger:ハンバーガー、hardly ever:めったに〜しない)
「やっぱり」といった口語的でカジュアルな表現としてよく使用されます。
although:しかし・だけれでも
意味「しかし」「だけれでも」:口語的な表現としてよく使用されることが多い。話したことに対して反対のことを述べる
<例文>
・Although he is so young, he is a reliable person.
彼はとても若いけれど。とても頼りになる人です。
(※young:若い、reliable:頼りになる)
しかし、althoughの場合、品詞が接続詞だけです。 後ろに文章が必要となるため、文末に置くことはできません。文頭・文中で使用されます。
また、thoughよりもalthoughの方が形式ばった表現をする時に使用されます。
even though:しかし・〜にも関わらず
意味「しかし」「〜にも関わらず」:強めの表現で反対・対照的な文を述べる際によく使用される
<例文>
・Even though we made a promiss that we gather in the park at 9am, he didn’t come there on time.
私たちは午前9時に公園で集合するという約束をしていたにも関わらず、彼は時間通りにそこに来なかった。
(※make a promiss:約束する、gather:集まる、on time:時間通りに)
品詞は接続詞になります。
even thoughの 後ろには文章が必要になるため、文末に置くことはできず、文頭・文中で使用されます。
「しかし」の意味を持つ英単語のニュアンスの違い
今回紹介した「しかし」という意味を持つ5つの英単語【but, however, though, although, even though】のそれぞれのニュアンス・使い方の違いについて、
このカメラは非常に高かったです。しかし、私はこれを買いました。
という1つの文章を使って、それぞれの違いについて解説していきます。
「but」のニュアンスの場合
This camera was too expensive, but I bought it.
このカメラは非常に高かったのですが、私はこれを買いました。
よくある一般的でノーマルな表現になります。
「however」のニュアンスの場合
This camera was too expensive. However, I bought it.
このカメラは非常に高かったです。しかしながら、私はこれを買しました。
butよりも型式ばったカタイ表現になります。
「though」のニュアンスの場合
This camera was too expensive. I bought it, though.
このカメラは非常に高かったです。それでも私はこれを買っちゃいました。
とてもカジュアルな表現になります。日常な会話などで使用できる表現です。
「although」のニュアンスの場合
Although this camera was too expensive, I bought it.
このカメラは非常に高かったんですが、私はこれを買いました。
thoughと同様、カジュアルな表現になります。日常な会話などで使用できる表現です。
また、althougはthoughのように文末に置くことはできません。
「even though」のニュアンスの場合
Even though this camera was too expensive, I bought it.
このカメラは非常に高かったにも関わらず、私はこれを買いました。
とてもフォーマルな表現になります。
また、「高かったけど、買った」という事実を強く表現されたイメージになります。
まとめ
<but>
・文中で「しかし」という意味で使用される接続詞
・最も一般に使用される
<however>
・文頭・文中・文末で「しかしながら」という意味で使用される接続詞 or 副詞
・butよりもフォーマルな表現
<though>
・文頭・文中・文末で「でも」「やっぱり」という意味で使用される接続詞 or 副詞
・カジュアルで口語的な表現
<although>
文頭・文中で「しかし」「だが」という意味で使用される接続詞
・カジュアルで口語的な表現
<even though>
・文頭・文中で「しかし」「だが」という意味で使用される接続詞
・「しかし」という意味をより強調した表現
TOEICのスコアを伸ばしたい方へ

最後まで読んでいただきありがとうございます。
以上で、「しかし」という意味を持つそれぞれの英単語に関するニュアンスの違い、使い分けに関する説明は終わりになります。
ミチバブログでは、それぞれ似た意味を持つ英単語同士のニュアンスの違いや使い分けに関する情報を発信しておりますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。 また、フィリピン講師によるオンライン英会話サービス【Everyday English】を運営しています。英語が苦手・少しでもいいから英語が話せるようになりたいと思っている方に特にオススメのサービスです。
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