「~より前」期間 英語
「~より前」という意味には、いくつか類義語(synonym)が存在します。
その中でもTOEICでもよく出てくる【before, prior to, in advance, former, previous, preliminary】の「時に関する」6つの英単語について、TOEICでよく使われる意味や使い方またどのような違いがあるのかを詳しく紹介していきます。
フィリピン講師によるオンライン英会話サービス【Everyday English】before:時間より前に
【前置詞】
(時間よりも)前に
【副詞】
以前に、かつて
<例文>
・I dropped by the convenience store before coming to the office.
私はオフィスに来る前にそのコンビニに立ち寄った。
(※drop by:立ち寄る)
・We must gather the conference before 11:00am.
私たちは午前11時よりも前にその会議に集まらなくてはならない。
(※gather:集まる、conference:会議)
before は「~より前」という意味でも、
主に時間帯に関することで使用されます。
prior to:時間より前に
【前置詞】
(時間よりも)前に
<例文>
・I dropped by the convenience store prior to coming to the office.
私はオフィスに来る前にそのコンビニに立ち寄った。
(※drop by:立ち寄る)
・I slept prior to your arrival.
私はあなたが到着する前に寝てしまった。
prior to は「~より前」という意味でも、
before と同様、主に時間に関することで使用されます。
in advance:定刻前に
【副詞】
予め、前もって、定刻前に
<例文>
・The convention is in 1month so I had my secretary book us a hotel in advance.
1か月後に会議があるため、私は前もって私の秘書に私たちの泊まるホテルを予約させた。
(※convention:会議、secretary:秘書、book:予約する)
・If you pay in advance, you can receive a discount the next time.
もしあなたが前もって支払い(前払い)すれば、次回あなたは割引を受けられます。
(※receive:受ける、discount:割引、the next time:次回)
in advance は「~より前」という意味でも、
決まった予定に対して、前もって何かしらの準備などを行う際に使用される英単語です。
previous:他よりも前の
【形容詞】
(時間や順序が他のモノより)前の、以前の、先だって
<例文>
・She had a child from a previous marriage.
彼女は結婚前から子供がいた。
(※marriage:結婚)
・Please wait owing to a previous engagement.
先約がいるため、お待ちください。
(※owing to:~ため、engagement:予約)
previous は「~より前」という意味でも、
他のモノよりも時間や順序の面で先だっている時によく使用される英単語です。
former:前者の
【形容詞】
はるか昔の or 前の
前者の
Former (adj) – belonging to some prior time or the distant past
<例文>
・The former supervisor was stricter than the current one.
前の管理人は現在の管理人よりも厳しかった。
(※supervisor:管理人、strict:厳しい、current:現在)
・I prefer the former music to the latter.
私は前のミュージックの方が後のより好みである。
(※prefer:~方をより好む)
former は「~より前」という意味でも、
「前者」「後者」というように比較する際に使用されることが多いです。
preliminary:事前の
【形容詞】
(より重要なコトのため)準備の、予備の、事前の
<例文>
・Preliminary findings show that the vaccine causes fever to some patients.
予備の調査結果ではそのワクチンが何人かの病人に熱を引き起こさせることを示した。
(※finding:調査結果、vaccine:ワクチン、cause:引き起こす、fever:熱、patient:病人)
・My result of a preliminary examination was very good.
予備試験での私の結果は非常に良かった。
(※result:結果、examination:試験)
preliminary は重要なことのために事前に何かしらを準備などをしている or していた際に使用される英単語です。

ニュアンスの違い
before
時間に関することで「~より前に」という意味で使用されます。また、日常的に使用される英単語です。
prior to
「before」と同様、時間に関することで「~より前に」という意味で使用されます。
しかし、prior to の方が before と比較して、よりフォーマルな表現になります。
in advance
決まった予定に対して、準備などを行う際に「前もって」「事前に」という意味で使用されます。
また時を表す副詞であるため、基本的にその文の最後に置かれることが多いです。
previous
時間や順序において他よりも先だっている時に「~前の」という意味でよく使用されます。
former
「前者」というニュアンスで「前の~」というように使用されることが多いです。
preliminary
重要なことのために何かしらを準備したり予備として行う際に「事前に」という意味でよく使用されます。

まとめ
【bofore + something】:(something)よりも前に
【prior to + something】:(something)よりも前に
【~ in advance】:予め ~
【previous + something】:(something)よりも先だって
【former + something】:前者の(something)
【preliminary + something】:事前の or 予備の(something)
以上で、「より前」という意味を持つそれぞれの英単語に関するニュアンスの違い、使い分けに関する説明は終わりになります。最後まで読んでいただきありがとうございます。
TOEICのスコアを伸ばしたい方へ

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