「全体の」英語・意味の違い
「全体の」という意味には、いくつか類義語（synonym）が存在します。
その中でもTOEICでも出てくる【all, whole, entire, greater】の４の英単語について、TOEICで使われる意味や使い方またどのような違いがあるのかを詳しく説明していきます。
all：すべて
（クラスの総数や総計などそれら）すべて、全体の
All - indicates the whole number or amount of or every one of a class
＜例文＞
・All the eggs broke when I accidentally dropped the shopping bag.
私が買い物カバンをふと落としてしまった時にその全ての卵が割れてしまった。
（accidentally：偶然に/ふと、drop：落とす）
all は「全体の」という意味でも、
複数個あるモノの全体を指します。
whole：まるごと
（そのモノ）全体の、まるごとの
＜例文＞
・The kids ate the whole pie after playing for hours.
その子供たちは１時間、遊んだ後にまるごとパイを食べた。
whole は「全体の」という意味でも、
１つのかたまり or まとまりとしての全体のことを指します。
entire：まるごと
（そのモノ）全体の、まるごと
＜例文＞
・The kids ate the entire pie after playing for hours.
その子供たちは１時間、遊んだ後にまるごとパイを食べた。
entire は「全体の」という意味でも、
whole と同様、１つのかたまり or まとまりとしての全体のことを指します。
greater：大～
大～（郊外を含んだ都市）
＜例文＞
・The virus affected the greater Venice area the most.
そのウイルスはベネチア地域全体にいまだかつてない影響を及ぼした。
（※virus：ウイルス、affect：影響を及ぼす、Venice：ベネチア、area：地域、the most：いまだかつてない）
greater という単語の「全体の」という意味では、
都市とその市外周辺を指すときに「大～」というように用いられます。
主に市や地域の名前と一緒に使われることがほとんどです。
greater + city name / area name
all・whole・entire の違い
all
複数のモノを指して、それら「全体の」というニュアンスになります。
そのため、all の後ろは複数形の名詞が置かれます。
例）I washed all the dogs.
私はそれらの犬すべてを洗った。
whole
１つのモノを指して、それの「全体の」というニュアンスになります。
そのため、whole の後ろは単数形の名詞が置かれます。
例）I washed the whole dog.
私はその犬全体を洗った。
entire
whole と同様に
１つのモノを指して、それの「全体の」というニュアンスになります。
そのため、entire の後ろも単数形の名詞が置かれます。
whole との違いを強いて挙げるとすると、
entire は「欠けた箇所が何１つない」というニュアンスが強いです。
例）I washed the entire dog.
私はその犬全体を（体の隅々まで）洗った。
greater
都市とその郊外周辺を含めた「全体の」というニュアンスになります。
まとめ
【all + 複数名詞】：（複数あるモノの）全ての
【whole + 単数名詞】：（その１つのモノの）全体の
【entire + 単数名詞】：（その１つのモノの）全体の
【greater + 都市名/地域名】：大（市外を含んだ都市や地域）
以上で、「全体の」という意味を持つそれぞれの英単語に関するニュアンスの違い、使い分けに関する説明は終わりになります。最後まで読んでいただきありがとうございます。
TOEICのスコアを伸ばしたい方へ
ミチバブログでは、それぞれ似た意味を持つ英単語同士のニュアンスの違いや使い分けに関する情報を発信しておりますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
また、 を運営しているので、英会話スキルを身につけたいという方はこちらを参照ください！！
