仮想通貨のOracle(オラクル)とは?特徴や役割について具体例を用いて分かりやすく解説

こんな方におすすめ

  • 仮想通貨の「オラクル(oracle)」ってなに?
  • オラクル(oracle)の役割を知りたい
  • オラクル(oracle)の具体な活用事例は?

このような疑問を解決する記事となります。

 

暗号資産の基盤となる仕組み「ブロックチェーン」

このブロックチェーンの技術によって、ビットコインをはじめとした様々なサービスが中央集権型から分散型へと進化を遂げています。

 

そんなブロックチェーンを今後より発展させていくのに必要不可欠な存在が『オラクル(oracle)です。

 

本記事では、ブロックチェーン技術を支え続けている『オラクル(oracle)』について、

初心者の方でも理解しやすいよう、できる限り噛み砕いて解説していきます。

 

オラクル(Oracle)とは?

仮想通貨やブロックチェーンの世界における

 

オラクル(oracle)」というのは、

外の世界(現実)の情報をブロックチェーンに持ち込む仕組み

を指します。

 

そもそもブロックチェーンとオラクルの違いがよく分からない…

 

ブロックチェーンとオラクルの違い

ブロックチェーンとオラクルの違いを以下に記載します。

項目ブロックチェーンオラクル
役割データや取引の記録
改ざんされないように管理
外の世界の情報をブロックチェーンに伝達
皆で共有する「安全なノート」外の世界の情報を伝える「情報伝達員」
できること
  • データの保存
  • 取引の記録
  • スマートコントラクトの実行
  • 実際のデータ(通貨価格、天気予報、試合結果など)の伝達
できないこと外部情報の取得データの保存や取引の管理

 

もう少し分かりやすくするため、

『ある独自の村や町』を例に解説すると以下のようなイメージになります。

  • ブロックチェーン:
    独自のルールのもとで稼働している「村」や「町」
  • オラクル:
    町や村では入手できない重要なデータを裏側で常に伝達してくれる「電線網」や「水道管」
  • 仮想通貨・NFT:
    町村の独自ルールに従って開発・発行され、町村内で使用される「通貨」や「アート・ゲーム」

 

上記イラストの3つの層が合わさって、Web3経済が構築・発展していきます。

 

 

なんとなくイメージできたけど、Web3.0に「オラクル」ってそこまで必要なくない?

[st-kaiwa3r]高度なサービス開発や透明性のある取引をブロックチェーン上でするには「オラクル」は必須なんです[/st-kaiwa3]

 

オラクル(oracle)の役割

オラクル(oracle)は、以下2つの世界間を繋ぎ、データを橋渡しする役割を持つものです。

  • ブロックチェーンに繋がるオンチェーン世界
  • ブロックチェーンと繋がっていないオフチェーン世界(現実世界)

 

 

ブロックチェーン技術は、とても安全で高い信頼性を誇りますが、

『外部の情報』を直接確認することができません。

外部の情報の一例

  • 通貨の価格
  • 天気予報
  • 試合結果

 

オラクルは、ブロックチェーン上にこのような外部の情報を安全に取り込む役割を果たす「架け橋」のような存在です。

 

オラクル(oracle)の活用事例【DEX】

仮想通貨市場には『DEX』という分散型の取引所が存在します。

 

DEX(分散型取引所)とは

銀行や従来の取引所のように中央の運営者が通貨の取引を管理せず、

スマートコントラクト(ブロックチェーン上で定めたルール)をもとに仮想通貨の売買などの取引を自動で処理するサービス

 

従来の多くのDEXでは、

通貨の価格(レート)を計算する際に「流動性プール」という仕組みが採用されています。

流動性プールによる価格計算

DEXのプール内にある「仮想通貨Aの量」と「仮想通貨Bの量」に基づいて価格が決まる

 

しかしこの流動性プールだけでは、いくつかの課題が存在します。

 

DEXと流動性プールの課題

DEXの流動性プールの仕組みには、主に以下2つのリスクが存在します。

 

  • 何者かによる『価格操作』
    大量の仮想通貨を買う or 売ることで、一時的に価格を歪めることが可能
  • 正確な『市場価格とのズレ』
    市場全体の平均価格を反映できないケースが発生

 

このようなリスクが発生する要因に

「外部の価格(他の取引所や市場の価格)」を直接参照できないことが挙げられます。

 

DEXでもオラクルの役割:外部価格の参照

オラクルは「価格操作」や「市場価格とのズレ」といった課題を改善することができます。

 

その改善方法がオラクルを用いて外部市場の価格データを取得するというものです。

 

オラクルとDEXの主な流れ

  1. オラクルが、信頼できる価格データの提供元(CoinGeckoやChainlinkなど)から「現在の通貨(ビットコインなど)の価格」データを取得
  2. スマートコントラクトにそのデータを渡し、DEXの内の価格を調整
  3. DEXの価格が市場全体と連携し、公平性を保った取引が可能

 

上記の方法によって、DEXの流動性プールだけでは補えない課題をオラクルが補填してくれます。

 

具体的なDEXとオラクルの成功事例「Chainlink」

ブロックチェーンと外部の世界をつなぐオラクルの仕組みを提供するプロジェクトで、最初に成功したのが『Chainlink(チェーンリンク)』です。

 

イーサリアム上で稼働する世界トップクラスのDEX「Uniswap(ユニスワップ)」で、Chainlinkのオラクルが採用されております。

 

それにより現在のユニスワップでは

高い透明性と公平性を維持でき、安心安全な状態で仮想通貨の取引ができております。

 

そして現在では、イーサリアム以外にも以下の主要なブロックチェーンでもChainlinkのオラクルが活用されています。

  • Binance Smart Chain(BSC)
  • Solana
  • Avalanche
  • Polygon

 

まとめ

本記事では仮想通貨の「オラクル(oracle)」について、図解を用いて分かりやすく解説していきました。

 

ブロックチェーンの世界に 僕たちが生活する世界の情報を伝達させる役割を担う「オラクル」

 

暗号資産業界の根幹で支えるオラクルは、

市場がより盛り上がっていくことで、存在価値がより高まっていきます。

 

オラクル関連の仮想通貨銘柄はオススメ

資産をより増やしていきたい方は、

オラクル関連の暗号資産への投資を検討してみてはいかがでしょうか。

 

特に仮想通貨「PLI(プラグイン)」は、XDCネットワークに特化したオラクルで、

現在はまだ時価総額が低いため、需要が高まった際に価格高騰に期待が持てる仮想通貨の1つです。

 

PLIコインに興味のある方は、以下の記事を参考にしてみてください。

 

本サイトで掲載されている評価や感想等は、あくまでサイト運営者の主観であり、広告主に保証されたものではありません。 暗号資産取引は、元本を保証するものでなく、価格変動により損失が生じるリスクがあります。 取引される際は、取引内容を十分に理解した上で、ご自身の判断で行ってください。
また本記事内の「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します。

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