日本にはスポーツ漫画だけでも数え切れないほどの作品が存在します。
非現実的なスポーツマンガも数多く存在する中、リアリティーあるスポーツ漫画を読みたいという読書の方へ!!
数あるスポーツマンガの中から比較し、7作品を厳選しました。
- ストーリー(できるだけネタバレ回避)
- 見所ポイント
- 主人公の強み
上記の3点を加えて紹介していきます!
アオアシ(サッカー)

サッカー漫画で一番オススメしたいのが「アオアシ」です。
この漫画は、ジュニアユースを舞台に描かれたサッカーマンガです。
ストーリー
福田達也という東京シティ・エスペリオンのジュニアユースの監督している男が主人公であるアシトの中学最後の試合をたまたま観に来ていたところ、アシトが俯瞰(ふがん)という才能を持っていることに気がつく
福田達也に誘われ、アシトはエスペリオンに入団することになる
そこでアシトは、挫折→課題→克服→成長→挫折or課題 を繰り返しながら1つ1つステップアップして活躍していくという物語
※ 俯瞰:鳥のように上空からフィールドを見渡すことのできる能力。それにより仲間や相手の位置をより明確に把握できるため、通常では考えられないようなパスや動き出し、位置取りが可能となる。
(通常、普通の人はコートに立てば自分の観ている目線からでしかフィールドを見渡すことができない)
見所ポイント
- アシトは今まで田舎でサッカーをしていたため、サッカーのスキルがクラブのメンバー内でも圧倒的に欠けている。しかし、その欠点をアシトの一番の武器である俯瞰の才能が凌駕する。
- アシトに足りないスキルを1つ1つ習得する度にアシトが予想・期待以上に覚醒し活躍する。
- アシトが元々持っている才能(俯瞰)とアシトが身に付けてきたスキルが噛み合い1+1が3にも4にもなっていくアシトの成長ぶり。
- アシトの1つ年上にユース最高傑作と評される栗林晴久という選手がおり、その選手とアシトが絡んでいく光景にワクワクさせられる。
主人公の強み
- 俯瞰の才能(フィールドを上空から見渡せる能力)
- 見方と相手の位置や動き出しを全て覚えている
- 点を獲るために瞬時に自分にベストな役割を判断できる
- プレイヤーの動きを先読みする能力に長けている
- 元々ある才能(俯瞰)と身に付けてきたスキルを掛け合わせるが上手い
- 自分に足りないと感じた課題に徹底して取り組む
単行本巻数
1〜21巻 ※2020年9月時点
弱虫ペダル(自転車ロードレース)

弱虫ペダルは、高校の自転車競技部(ロードレース)を舞台に夏のインターハイを中心に描かれているマンガです。
ストーリー
主人公の小野田坂道はオタク少年で小さい頃から秋葉原まで交通費節約のためママチャリで頻繁に通っていた。その距離なんと往復90キロ近くある。
高校生になって総北高校に入学した小野田はアニメ・漫画研究部を作るため部員集めすることになる。人見知りで引っ込み思案な小野田は部員を集めることができずにいた。
そんな中、小野田が高校の裏門にある斜度20%以上の激坂をママチャリで登っているところ中学時代のロードレース大会で活躍していた同じ高校の1年である今泉俊に目撃される。
今泉俊は負けたらアニ研に入るという条件で小野田に裏門坂でのバトルを申し込む。そのレースで小野田の最大の強みであるクライマー(山登り)としての隠れた才能を見せる。
数日経ち、小野田は秋葉原で鳴子章吉という関西でロードレースをやっていた同じ高校の1年と出会う。
ある小競り合いから鳴子と一緒に小野田はママチャリで車を追いかけることになる。小野田はそこでロードレースの走りを体感することになる。
二人の出会いにより、小野田は今まで感じたことのなかった「自転車で速く走る楽しさ」を感じ、アニ研を諦め、今泉と鳴子同様に自転車競技部に入部することを決意する
そこで、1年生レースや合宿を経て、小野田は1校6人しか参加することのできないインターハイに3年生や今泉、鳴子と一緒に出場することになる。
そのインターハイで小野田坂道が躍進する
ちなみにインターハイの団体戦は1校6人で出場し、1日目・2日目・3日目と3日間に分けて行われ、3日目に一番最初にゴールした選手の高校が優勝となります。
見所ポイント
- オタクで引っ込み思案な小野田が自転車に乗ることで周りを驚かすような活躍する姿にギャップを感じる
- 小野田の謙虚でバカ真面目に自分の与えられた役目をしっかりと遂行する姿がとてもカッコいい
- メンバーの誰か一人をゴールに届けるために残りの5人は途中でリタイアしてでも死力でペダルを回す選手の姿に感動する
- そして全力でペダルを回し終え、途中リタイアしていく選手達にウルっとくる
- 3日間でそれぞれ、平坦コースでスピード自慢達で争われるスプリント賞やクライマー達で争われる山岳賞などのバチバチのバトルも非常に見応えあり
- ロードバイクのカッコ良さが伝わる(ロードバイクに乗りたくなる)
主人公の強み
- クライマー
- ハイケイデンス(ペダルの高回転)
- 謙虚でバカ真面目
- 追いかけ
- 遂行力
単行本巻数
1〜68巻の巻数 ※2020年9月時点
ダイヤA(野球)

野球漫画で、一番おすすめなのが「ダイヤのA」です。
このマンガは、高校野球を舞台に描かれたものです。
ストーリー
主人公の沢村栄純の中学最後の試合で、都内でトップクラスの実力を誇る青道高校のスカウトの人が、左投手の沢村の球がナチュラルに曲がるムービングボールであることに気がつく。また弱小チームで見方がエラーをしても明るく声をかけるなど沢村のエースとしての立ち振る舞いにも惹かれ、沢村に青道の見学に来るよう誘う。
そこで沢村は青道選手一人一人のがむしゃらさや設備など全国レベルの環境を目の当たりにする。また御幸和也という関東でも屈指の名捕手と出会い、その選手に惹かれ、青道高校に入学することになる
左投げのムービングボール以外は並以下の技術であったため、青道内で浮いた存在になってしまうが、沢村のハートの強さと課題に対してひたむきに取り組む姿勢に周りを巻き込んでいく
見所ポイント
- 沢村の少しずつではあるが確実に成長していく姿、また極たまに急にバケて覚醒する時もあるため、すぐ次が読みたくなる
- 試合中の沢村のハートの強さにしびれる
- 沢村と同学年で超高校級の剛腕投手の降谷暁とのエースをかけた争いが見応えあり。お互いがお互いを認め合っていくところも見応えあり
- 3年にとって最後の夏大会の試合で野球の最後まで何が起こるかわからないという怖さを知れる
- ある障害を乗り越えた後の沢村の躍進ぶりにワクワクさせられる
- 青道高校の監督が3年生に感謝を伝えるシーンは涙腺が緩んでしまう
主人公の強み
- ナチュラルに曲がるムービングボール
- ハートの強さ
- 明るい性格
- 可愛げのあるバカさ
- 誰とでも打ち解けられる
- バントの達人
- コントロール
- 新たな変化球
単行本巻数
1〜47巻(完)【ダイヤのA(第一部)】
1〜23巻 ※2020年9月時点【ダイヤのAactⅡ(第二部)】
スラムダンク(バスケット)

バスケ漫画で一番おすすめしたいのが「スラムダンク」です。
日本人の方なら一度聞いたことがあると思います。
ストーリー
赤髪の不良少年 桜木花道は湘北高校に入学する。中学時代50人の女子に振られ続けた伝説を持っており、最後の振られた女子の好きな人がバスケ部の人ということ知り、バスケが大嫌いになった。
しかし、廊下ですれ違った1年生の赤木晴子という女子が桜木の高身長と筋肉をべた褒めし、桜木をバスケ部へと薦める。晴子に一目惚れした桜木はバスケ初心者であるにも関わらずバスケ部に入部すること決意
初心者のため地味な基礎練習ばかりでストレスを溜める桜木だが、試合など通して少しずつ上達していくにつれてバスケの面白さに目覚めていく。基礎練習の成果と共に恵まれた体格と圧倒的運動センスを武器に相手チームを脅かす存在へと成長していく
見所ポイント
- 圧倒的運動センスでバスケ初心者が強豪相手と互角以上の戦いをするところが魅力
- 桜木の成長が楽しみになる
- 湘北高校のスタメンメンバーがそれぞれ県内でも屈指の実力者達
- 同じチームで桜木のライバルの1年流川楓がカッコいい
- 相手チームのエースが強くてカッコいい
- 地味な基礎練習の重要性を知れる
主人公の強み
- リバウンド
- 圧倒的運動センスと運動量
- 自分を天才と信じる気持ち
- 頑固
- 超負けず嫌い
- 単純
単行本巻数
1〜31巻(完)
Baby Steps(テニス)

ベイビーステップは高校テニスの部活ではなくテニススクールを舞台に描かれたものです。
ストーリー
主人公の丸尾栄一郎は小学生の頃からオールAの優等生な少年が高校に入学し、隣のクラスの鷲崎奈津に丸尾の授業用ノートを貸すことになる。そのノートがあまりにも見事にまとまりすぎており奈津に変人扱いされてしまう
丸尾は運動不足を解消するため無料体験できるテニススクールに参加する。そこに奈津がおり、彼女がプロのテニスプレイヤーを目指していることを知る。
奈津との出会いをきっかけに丸尾も本格的にテニスを始めることとなる。
そこで丸尾は持ち前の頭脳と試合中にノートをとり、分析するという独自のプレースタイルで急成長しながら数々の強敵を倒していく。
見所ポイント
- 丸尾の誰にも真似できない圧倒的分析力と試行錯誤によって急成長する姿にワクワクさせられる
- 高校で始めた丸尾が小さい頃からテニスをやってきた選手に勝ってしまうのは普通ならありえないと感じるかもしれないが丸尾なら納得できてしまう
- 様々なプレースタイルを持ったプレイヤー達
- 奈津との恋への発展も楽しみの1つ
主人公の強み
- 記憶力
- 動体視力
- ノートでメモをとり、分析するマメさ
- 常に試行錯誤する
- ド真面目
- 継続力
- 論理的に考える
単行本巻数
1〜47巻(完)
ハイキュー!!(バレーボール)

このマンガは高校バレーを舞台に描かれたものです。
ストーリー
身体の小さい主人公 日向翔陽は「小さな巨人」と呼ばれる地元 烏野高校のエースに心を奪われ強い憧れを抱き、バレーボールを始める。
中学ではバレー部に指導者もチームメイトもいない状態で、最後の大会は何とかメンバー集めて出場することができた。
しかし、初戦で強豪に当たってしまう。その対戦相手に「コート上の王様」と呼ばれる天才セッターの影山飛雄がいた。
その試合で日向は人並外れた運動神経の片鱗を見せるが、強豪相手にあっけなく敗北、中学最後の試合を終えてしまう。
その時、相手チームの影山に「お前は3年間 何やってたんだ」と日向の中学3年間を否定されてしまう。日向の運動センスを認めたがために出てしまった言葉である
日向は影山にリベンジすることを掲げ、「小さな巨人」がいた烏野高校に入学する。しかし、そこにはリベンジするはずであった影山も烏野高校に入学していたのであった。
初めの方は二人ともいがみ合っていたが、お互いの強みが活かされたクイックトス「変人速攻」という武器が生まれる。
この二人だけにしかできない最強の武器を手にし、独りでは見ることのできなかった「頂の景色」を見に、全国大会を目指していく
見所ポイント
- 小さい身体でもそれを補うバネで自分よりも大きい選手から点をもぎ取るシーンは爽快
- 日向が新しいことに挑戦し、そのコツを掴んでモノにする瞬間がワクワクする
- 周りから天才と言われ続ける影山だが、強くなるため勝つためならどんな人にでも素直に学びにいく姿勢・貪欲さは素晴らしく思う
- それぞれの選手の心境がリアルな高校生のように繊細に描かれている
主人公の強み
- 人並外れた運動センス
- バネ
- スピード
- 純粋
- ビビリだけど芯がしっかりしている
単行本巻数
1〜44巻 ※2020年9月時点
グラゼニ(野球)

グラゼニはプロ野球を舞台に主にプロ野球のお金事情やプロ野球という超シビアな世界について詳しく描かれた野球漫画です。
ストーリー
主人公の凡田夏之介はプロ8年目で年俸1800万円の中継ぎ投手
プロ野球選手として決して一流と呼べる選手でない凡田は、現役の内に少しでもたくさんのお金を稼ぎたい一心でグラウンドに立つ。
そのグラウンドには銭が埋まっているという考えを持ちグラゼニと略し、その言葉を胸にプロ野球選手として日々グラウンドに経ち続けいる。
凡田は試合中、どういった活躍・成績が年俸を上げるものなのかを常に考え意識している。そのため凡田は対戦するであろう相手のバッターの特徴を常に調べあげている。
そんなこともあり凡田の趣味はプロ野球選手名鑑を読むことで、特に気にしている箇所が選手一人一人の年俸額である。そのため、ほとんどの選手の年俸を暗記している。
そのせいで凡田は、相手選手の年俸が自身の年俸の1800万円以下の選手には見下して強気で投げれるが、それ以上の選手だと萎縮して打たれてしまうというクセがある。
しかし5000万円以上の選手には逆に開き直って抑えてしまうという長所なのか短所なのかよくわからない変わった特徴がある。
そんなことがありながらも凡田は徐々に試合で活躍することが増え、次第には凡田の貢献もありチームが日本シーリズや優勝なども経験する。それらの活躍・成績により凡田の年俸も徐々に上がっていく
見所ポイント
- どの野球漫画にもない全く別の角度から野球が描かれている
- リアルなプロ野球事情が描かれており、現実のプロ野球に対する見方に変化が生まれる
- 凡田の年俸が少しずつ上がっていくことで凡田の私生活も少しずつグレードアップしていくところにワクワクする
- 凡田行きつけの定食屋のご飯がめっちゃ美味しそう
主人公の強み
- サウスポーのサイドスロー
- めちゃめちゃコントロールが良い
- 体が丈夫
- 堅実
- 良い意味で小心者
単行本巻数
1〜17巻(完)【グラゼニ】
1〜15巻(完)【グラゼニ ~東京ドーム編~】
1〜9巻 ※2020年9月時点 【グラゼニ ~パ・リーグ編~】
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